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ケーブリング導入時の4つの落とし穴

ITは、絶えず変化し続け、モバイルデバイスや仮想化技術、クラウドサービス、ビッグデータ、IoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)など、新しいテクノロジーの普及によって企業ITの在り方が、今大きく変化しています。しかし、それらハイスペックソリューションを支えるインフラの部分は変化し続けているのにも関わらず、通信を繋げる上で核となるケーブリングインフラは実は軽視されがちとなっているのが現状です。

例えば、F1のエンジン(新しいテクノロジー)を市販車(一般的なインフラ)に乗せたらどうなるでしょうか?きっとF1車のような走りは見せてくれないでしょう。

ITインフラもこれと同じことが言えます。新しいテクノロジーを導入しても、その基盤となるインフラがそのパフォーマンスを発揮させる性能を持ち合わせなければ、社内システムはうまく機能しなくなってしまいます。当社プロジェクトマネージャーのShinjiが、ネットワークインフラ構築や移行における注意点をみなさまにご紹介します。

 

1. 配線計画は長期的な視野で

あなたの会社のインフラは5年後、10年後を見据えた配線計画で構築されていますか?私たちがコンサルティングをおこなってきた多くの企業では、その当時のトレンドで配線計画を立てるか、ITベンダーが提案する配線計画をよく検討せずそのまま採用するか、予算の問題で妥協を強いられた配線計画となっているか、このなかのいずれかのケースがよく見られました。導入が想定される将来の技術革新も踏まえ、計算された設計・配線を行うことが今後のネットワーク配線においてとても重要な要素と言えます。そのためには、常に最新のトレンドや技術を理解した上で、

1.  どのような環境に

2.  どれだけのネットワークを

3. どのような配線設計で

を十分に検討し、配線後の運用から管理までをイメージして設計しましょう。

 

2. 必要な予算は確保する

ケーブリングインフラの予算はどうしても低く見積もられがちですが、インフラ構築そもそもの目的を見失わず、十分な予算を想定し確保しましょう。インフラ構築の世界では「ただ繋がれば良い」という時代は既に終わりました。今は障害やストレスを最小限にして運用管理の効率化を図り、インフラを活用してビジネスチャンスを最大限にしようというステージに入っています。

一例を挙げますと、お客様にご提案するケーブル管理ツールに、パッチパネルシステムがあります。パッチパネルとは、オフィスの配線を集約管理するためのパネルで、このパネルを中継してパッチケーブルと機器を接続します。導入時に多少のコストが発生しても、パッチパネルを取り入れるだけで将来の変更に対応する柔軟性と拡張性が格段にアップします。このように、インフラ構築を計画するときは、必ず運用面もしっかり考慮して予算を組みましょう。

 

3. サーバールームのケーブリング

あなたの会社のサーバールームは物置部屋と化していませんか?サーバールームは無駄なスペースと思われがちで、気が付くと会社の不要な荷物でいっぱいになっていた、というケースを何度も目にしてきました。インフラの心臓部であるサーバールームが整頓されていないと、配線もダメージを受けます。ケーブルの上に荷物が置かれてしまい、引っ張られることもあります。山積みされたダンボールによってどのサーバーがどのネットワーク機器に接続されているか分からず、メンテナンス時に無駄な時間やコストが増す原因にもなります。

特に、複数のエンジニアが触れるパッチケーブルはいつ誰が見ても分かるようになっている状態がベストです。最低限、パッチケーブルはラベル等で管理する事をお勧めします。それを怠ると、障害発生時の復旧作業に時間がかかり、その結果、大きな代償を払うことになりかねません。

 

当社がおこなったサーバールーム配線作業後の写真

 

4. 導入時の品質保証と、その後の管理

適切な認証・検証試験を実施して、ネットワークの品質を確認することはとても重要です。配線工事業者は、信頼度の高いテスター(配線性能検証機器)を使用して、配線が適切に敷設されているかを確認することができます。

配線の新規導入、またはネットワークの移設、増設、変更が発生するような場合は、認証用テスターを利用してその性能が規格に適合するものかをテストし、依頼した企業にその報告書や試験成績証を提出することができます。この認証工程を取り入れることにより、作業者のスキルや経験値による品質の優劣などの判断リスクを回避し、信頼度の高い配線が保証されることになります。

その後、保守管理業務において配線が適切に機能しているか確認したい場合には、検証用テスターを利用して状況を確認することも可能です。

企業側も、これらのサービスや報告書類を提出できる配線業者を選定する必要があるでしょう。そのためにも、日ごろから配線状況と配線規格を正確に理解し、その情報を有効に活用することが大切です。

 

 

ケーブリングインフラは、床下や壁、天井の内部に敷設するので、ネットワーク上位層と比べると、一旦導入したケーブリング自体を変更するというのは非常に難しく、また柔軟性や拡張性に極めて乏しいという難点が見えてきます。だからこそ、新しく配線を敷設する際には、その先のビジネスの方向性、拡張計画、ITにおける技術革新などを想定して計画を立てることが非常に重要になるのです。配線が高速化するほど、帯域も合わせて必要になり、配線の設計によっては互いが影響を受けて速度の低下を招く危険性もあります。

人目に触れることの少ないケーブリングインフラを軽視せず、わからないことがあれば専門のITコンサルタントにアドバイスを求めましょう。