
無線LAN / Wi-Fi 電波調査 サービス(サイトサーベイ)
なぜWi-Fi 調査が必要なのか
2020年までに、Wi-Fi (無線LAN)が全ての通信の約7割を占めるようになるという調査結果もあるように、既にWi-Fi はオフィス環境に不可欠なものとなっています。これまでのスタンダードな固定デスクスタイルか、もしくはフリーアドレス様式か、いずれを採用するにせよ、会社は一人の従業員が複数のモバイルデバイスを利用することを想定し、それらをストレスなく利用できる環境を提供することが必要になります。もしインターネットの接続が切れたり、接続状況が不安定だっだりするような事象が発生しているとしたら、まず疑うべきはアクセスポイントの不適切な設置数や設置場所が挙げられるでしょう。物理的な障壁となるもの、例えば室内を仕切る壁や柱、強い電磁波を放出する電子レンジの使用によっても電波の減衰や干渉が生じるのは代表的な例です。
シュミレーション調査(Predictive Survey)
この調査は、ハードウェアの購入や設置を実施する前に行います。この調査により、最適なアクセスポイントの設置数や設置場所を特定することができます。専用のソフトウエアで間取り図を読み込み、壁や柱などの必要な情報を入力して分析するだけの調査です。現地での調査は行いません。
- 専用ツールEkahauを用いて、素早くレポートを作成
- 場所は問わないため海外からの問い合わせにも対応可能
パッシブ調査(Passive Survey)
この現地調査は、既に設置導入された無線LANの状況を調査したい場合に利用できるサービスです。実際に現地に入り、現地図面をもとに指定されたエリア全体を調査します。ノートPCに搭載した無線受信システムを使って電波データを収集します。このデータをEkahauで読み込み、調査エリア全体にわたる信号強度をヒートマップで表示します。ヒートマップは、電波が弱いエリアや行き届いていないエリアなど、問題のある場所を含めて全体の電波状況をわかりやすく表示して可視化してくれます。シュミレーション調査をもとに実際に無線LANを構築した場合には、その後の検証調査として利用することもできます。取得したデータを分析することにより、実際に起こっている電波干渉の原因を特定できる場合もあります。
- Ekahauを使ってより詳細なレポートを作成
- 電波の現況に即したより具体的で洞察に富んだデータが得られる
Wi-Fi 調査によって得られるもの
これらの調査は、これから構築する新しいワークスペースのネットワークパフォーマンスを最大化したり、既存の就業スペース内に存在する問題領域を特定して改善したりするために非常に費用体効果の高い手法です。高速で信頼性の高いWi-Fi を提供することで従業員の満足度は高まり、その結果として生産性の向上が期待できます。
わたしたちが選ばれる理由
当社はこれまで日本、中国、シンガポール、オーストラリア、インドなどでWi-Fi 調査サービスを提供してきました。無線LANの新規構築からアップグレードプロジェクトまで、一拠点のみならず複数の国をまたぐリージョナルプロジェクトの実績も多数あります。オフィス、学校、工場、商業施設、小売店舗など、あらゆる環境のWi-Fi 構築・更新プロジェクトをお客様の使用する言語で支援します。